クソ雑記

何時の間にか研究室の隅っこでクッションの下敷きになりながら崩れ落ちてしまっていた。中途半端な時間帯なのでいっそ5時ぐらいまで寝てしまいたいが、なかなか頭痛がひどい。突き刺すように痛い。

変な夢をみた。

自分自身は大学を後にして台風のなか家路に着いている。その途中、月がとてつもなく大きくみえた。広大な夜空の5分の1は占めている。山吹色の満月は朧げながらも、陽炎のような揺らめきを発しながら鈍く輝いていた。すばらしいものだと画面いっぱいに収まらない月をカメラで撮影していた時、猛スピードの外国車に思いっきりはねられた。はねられる瞬間は「あぶなーい」と叫び声が聞こえたが、人の姿はなかった。女性の声だった。私はなす術もなくくるくると宙を舞った。次第に高度を増して、地面にたどりつく気配はない。舞い始めたときは何故か地上にたくさん人がいて、哀れんだような目つきで私は見上げられていた。何時の間にか私は宇宙空間に放り出されていた。しかし、先ほどの大きな月はどこにも見当たらないのだ、ではなぜ、ぼくは地球に戻ることがてきないのだろうか?
そこで目が覚めた。心拍数は尋常ではなかったし、汗だくで身体も硬直していた。
夏目漱石の小説に「夢十夜」という話がある。「こんな夢をみた」から始まる10の夢をして叙景的に語るものであるが、これがとってもおもしろい。瓜実顔の女性、パナマの帽子、運慶、そういえば高校の時に取り憑かれたように読み耽っている友人がいたな。
彼と「これは童貞喪失を暗示しているのだ!」とかくだらん話をしていた時は、なかなか面白かった。
さて、無駄に感傷的なのでちゃんと寝ることにしよう。バッチリ朝起きてがんばるでぇ