20120412

朝の7時30ごろに目覚めて、ほどなくして外に出た。少し近所を散歩していたら、3年ほど通っていた小学校の前を通り過ぎた。
集団登校をしている姿が写った。年長者が新入生の手を引いている。一年生はきれいな制服に着られてしまっている。胸が詰まる思いだ。
小学校の前の大きな公園も当時のままだった。17年前の自分は、敷地の端にある雲梯に寝そべりながら頭上の満開の桜が揺れるのを眺めていた。小学校の前まで来て、雲梯の上で桜が風に揺れひらひらと散りはじめるのを眺めた。よく覚えている。今は、どうだろうか。はたしてその時の自分は予想できただろうか。かのような気持ちで桜をみることになるのだ!今年の桜はとても暗くみえる。桜をみるたびに吐き気がする。べつにマロニエの根っこをみた訳でもない。

もう、すでに気合いとか根性ではどうにも出来ない。それでも、出来る事を精一杯するしかない。それしかできない。ときどき、どこに向かっているのかわからなくなる時がある。いやむしろ、もうずっとわかっていないのかもしれないし、最初からわかっていなかったかもしれない。ただ、人生は思い通りにならないし、目標に向かって努力をして走っても報われないこともあるみたいだ。それでもできる事をやるしかない。般若心経のように心中で繰り返す。それでも私は、私にできる事をするしかない。

そうしてついに24才になってしまった。未だ私は私を許せないでいる。