きつい

きつい。


今日行った面接。20人の希望者が住居にあつまり、賑やかなパーティのよう。
思い思いにみんなしゃべっている。当然ぼくは輪に入れない。
クソみたいな英語もさることながら、希望者も住人もチャラ過ぎ。
なんでお前超テンション高いの?なんでスケボー片手に持ってる奴多いんだよ。
タトゥー人口大杉。失礼がないようにと考えて小綺麗なシャツを着ていったぼくは、
アジアからきた、世間しらずのおぼっちゃまにしか見えなかっただろう。まあぼくは貧乏人であることを除けば、だいたいあってる。
僕が喋りだすと、首をふってみな苦笑い。
ふざけんじゃねー。
日本だとしても、こういうみんなでわいわいガヤガヤするシチュエーションは、苦手だ。
20人もワイワイしてどうやって一緒にすむ奴決めんだよ。
どいつが住んでる奴だよ。引きつった笑顔のせいで顔面が疲れた。




日暮れどき、ライン川のほとりで2時間ぐらいボケーッとしていると、赤ん坊を抱えた若いお父さんが話しかけてきた。
事情をはなすと、いろいろ部屋探しのアドバイスをくれた。で、いろんなサイトのリンクを貼ったメールまでくれた。
わからんことがあったら、いつでも聞いてくれと。なんでも聞いてやると。



なぜ、あなたはそんなに優しくしてくれるの?

そろそろ涙がでそう。